2012年4月9日月曜日

4月のマンスリーダンスセッション 特別企画

二日前の竹之内淳志のスペースALS-DでのJINEN舞踏即興公演「千の雫、千の花」
ラスト、オルゴールのような弦楽器の優しい音色の中、裸身が、白い粉をかぶり、飛散させながら、ゆっくりゆっくり、溶暗していく。
我が家の主、甲谷匡賛のからだは硬直をはじめ、車椅子のカタカタという音が、闇に響いていく。
それは、苦痛と快楽、怖れと救いの境目が溶暗していく原初の光景のようにも感じる。
 
実は、この光景を私はガラス扉を閉めたテラス部分から見ていました。
私は、照明のオペをしていたのでした。(いつもは、テラス部分を開け放ち、客席とするのですが、この日は、とても冷えたので、扉を閉め、私1人寒空で、照明のオペをしていたのです)
私は照明のオペに、はまってしまいました。
明かりの角度、光量の微妙な変化で、空間が呼吸しているようにも、存在と非在が呼吸しているようにも感じます。
音や音楽が、宇宙の響き、創造を無限に展開されていく喜びを感じるのに比べ、照明の喜びは、原初の厳粛さのなかに浸る感じがします。
光、闇、存在、見る私という、これ以上削れない宇宙の「いま・ここ」があらわれるような。
 
さて、次の土曜日のマンスリーダンスセッションですが、先の竹之内淳志さんと、その公演で生音を奏でていた小宮広子さん、それと関西のコンテンポラリーの雄のヤザキタケシさんをゲストとして迎えます。それに、いつものように、私と、DJの白石哲が加わります。
今回のマンスリーダンスセッションは、特別企画として、いつものように参加者も踊れる場ではなく、じっくり、2時間鑑賞していただく場にいたします。(適宜。休憩をとります)
生音、DJの音、3人の異質な身体が、出会い、すれ違い、格闘、融合、調和、不調和等が現れる、即興セッションです。
私自身、楽しみな事と同時に少々、怖い真剣な遊びの場です。
その後、天性のまかない人の八木優美子さんの、協力で、鱈尽くしの鍋料理で、打ち上げを予定しています。
その後、もしかしたら、花見になだれこむかも。
とっても、贅沢な一日になりそうです。
 
由良部正美
 
次の土曜日です!! どうぞ、気軽にご参加下さい。
―マンスリーダンスセッション―
今回は特別企画 毎月第一土曜日のリーラ
ソロダンスタイム 由良部正美
DJ 白石哲
ゲスト 竹之内淳志 小宮広子 ヤザキ タケシ 
時間 4月7日 午後4時~6時 (以前と時間が変わっています。)
料金 予約1500円 当日2000円
    打ち上げ参加 1000円+1ドリンク各200円
場所 スペースALS-D 京都市北区紫野南舟岡町38-23
地図は
http://homepage3.nifty.com/spacealsd/alsmap.pdf
予約 yurayura5@nike.eonet.ne.jp  090-5155-3543 由良部
  20名ほどの定員です。なるべく早くご予約下さい。
 
 
その他の由良部の出演の公演
 
ハワイと日本のアーティストの共鳴
 
ー音楽とダンスとアートの即興コラボレーション 「THE ONE OCEAN」ー
 
ボーカルアーティスト RHIANON 
キーボード・民族打楽器 慧奏
吟遊音楽 チャッキリ
ダンス 那須シズノ
舞踏 由良部正美
場所 府民ホール アルティ
4月18日(水) 開演予定:19:30 終演予定:20:45
  座席:自由席
 入場料:前売 4000円、 
      当日  4500円、
(以前、お送りしたのと入場料の値段が違っています。大変失礼しました。)
 

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